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ピグレットのお話

ピグレットは「くまのプーさん」に出てくる、小さなブタです。
Pigletとは、pig=ブタ -let=小さい という意味です。

ピグレットのモデルとなったぬいぐるみは、クリストファー・ロビンがお隣さんからいただいたコブタのぬいぐるみでした。

イギリスにある「テディベア・オブ・ウィットニー」というテディベア専門ショップのオーナー、イアン・パウト氏は大変熱狂的なテディベアコレクターで様々なベアやベアに関するものを収集しているのですが、その中にクリストファー・ロビンの乳母オリヴ・ランドの遺品があるそうです。
その遺品の一つに、クリストファーの母、ダフネ・ミルンがオリヴに宛てた手書きの電報があり、そこには
「ご結婚おめでとうございます。ムーン、プー、ビグレット(Biglet)、ティガーと仲間たちより」と書かれているそうです。

ムーンというのはクリストファー・ロビンのことで、彼の著書「クマのプーさんと魔法の森」によると、幼いクリストファーはミルンをムーンと発音していたため、周りの皆が彼のことを「ムーン」と呼んでいた時期があったそうです。

またその本の中でクリストファーは乳母がとても好きだったこと、乳母に「ぼくと結婚して!」と言ったが自分とは結婚してくれなかったこと、乳母がクリストファーの元を去った後すぐ結婚したことを書いています。
ここからは私の推測ですが、クリストファーの母親が乳母の結婚を快く思っていなかったクリストファーの名前で祝電を打ったというのはお母さんなりの乳母に対する気遣いだったのかもしれないですね。

それからビグレット。
ピグレットはわざと「ビグレット(Biglet)」と書かれていました。
このことから普段ミルン夫妻やオリヴの間では、ピグレットはビグレット(Biglet)と呼ばれていたと考えられます。
小さなPigletをわざとBigletと呼んでいたなんて、ユーモアのある方々だったんですね。

biglet
ウィットニー限定 Biglet
ピグレットと同じモデルのぬいぐるみのレプリカだそうです。

  

=プロフィール=

ニックネーム:loveteddy-disney
自己紹介:
テディベアが大好きで、10年以上前からコツコツとコレクションしています。
東京ディズニーシーで大人気のダッフィーを初めて知ったのもテディベアからでした。
以降テディベアだけでなく、ぬいぐるみもコレクションしています。

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