化粧品は通販主義

プーさんとディズニーの関係

プーさんには楽しいエピソードばかりではなく、ちょっとドロドロとした大人の事情が絡んだ話もあります。
ここではプーさんの使用権についてお話します。

1930年、スレシンジャー社という会社が初めてプーさんの商品化権を取得しました。
そして1961年、スレシンジャー社および原作者ミルンの妻ダフネ・ミルンは権利使用をディズニー社に認めました。
その後くまのプーさんは大ヒットし、ディズニーは莫大な利益を得るわけです。

スレシンジャー社がディズニー社に権利使用を認めた際の契約内容の1つに、権利料を支払うという条件があったのですが、ディズニー社が契約に反してプーさんによる売上を偽って報告し、権利料の一部を支払っていないということで1991年、スレシンジャー社はディズニー社に対して訴訟をおこしました。
ところがこの裁判は、2004年ディズニー側が勝ちました。

一方でディズニー社も、クリストファー・ロビンの娘、クレア・ミルン名義でスレシンジャー社に対して訴訟を起こします。
その内容はアメリカにおけるスレシンジャー社の「くまのプーさん」に関する一切の権利を将来にわたって破棄するようにという内容でした。
ディズニー社にはミルン一族に権利を一旦戻し、その後ミルン一族と独占契約をしようという狙いがありました。
しかしながら2006年裁判所はスレシンジャー社の権利を認めたため、原告は敗訴しました。

原作の挿絵を描いたシェパードの孫もディズニー社の後押しを受けてスレシンジャー社を訴えましたが、こちらもやはり2007年に原告の訴えは退けられています。

(以上Wikipedia「クマのプーさん」参照)

クレア・ミルンさんは小児麻痺を患い、幼い頃から歩くのも困難だったそうなので果たして本人は本当にスレシンジャー社から権利を返してもらおうと思ったのでしょうか。
こうして見てみると、ディズニーはあの手この手でスレシンジャー社からキャラクター使用権利を奪おうとしているのがわかりますねえ。
よほど使用料を払いたくないんでしょうね・・・(^_^;)
それでも売上のうちの98%はディズニー社に入り、スレシンジャー社にはたったの2%しかいかないのに・・・。

  

=プロフィール=

ニックネーム:loveteddy-disney
自己紹介:
テディベアが大好きで、10年以上前からコツコツとコレクションしています。
東京ディズニーシーで大人気のダッフィーを初めて知ったのもテディベアからでした。
以降テディベアだけでなく、ぬいぐるみもコレクションしています。

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