テディベアを作ろう その2
本やキットの説明書などにテディベア自体の作り方は書いてあるので、ここでは失敗しないためのコツやテディベアでしか使わないようなジョイントのことなどを書きたいと思います。
今回はハマナカのキット「HAMANAKA TEDDYBEAR FACTORY くまのプーさん」を作りつつ、ご説明していきます。
ちなみにこのキットは数年前に近所の手芸屋でセールだったのをたまたま見つけて買いました。
現在はもう製造されてないようです。
裁断する前に
テディベアに使うアルパカやモヘアには「毛の方向」というのがあります。
どちらに向かって毛が流れているか、ということなのですが、型紙をおいて裁断するときにこの毛の方向を間違うとできあがりがとんでもないことになってしまいます。
型紙を置くときには布を「毛が上から下に流れるように」置きます。
毛の方向の確認の仕方は、毛足の長いものだと一目瞭然です。
また手でなでててみて、スムーズになでられる方向が毛が流れている方向です。
しかし中には毛足が短すぎて、毛の方向がよくわからないものもあります。
そんなときは布の切れ端を見てみましょう。
どっちに向かって毛が流れているかがわかります。
毛の流れがわかったら、型紙にどの方向に型紙を置けばいいのか矢印が書いてありますので、その矢印と毛の流れを合わせて型紙を置きます。
合印
型紙には図のようにいろんなマークがところどころについています。
これを「合印」といいます。
同じ印どうしを重ね合わせて縫います。
ですから型を取るときは、この合印もきちんと布に映しておきましょう。
裁断するときの注意点
裁断するときははさみの先で、毛を切らないように気をつけながら少しずつ切っていきます。
絶対にはさみを奥まで入れてジョキジョキ切らないようにしましょう。
昔、説明書にそう書いてあるにもかかわらず
「どうせ縫い代だし、毛が切れても隠れるでしょ。」
とおかまいなしにジョキジョキ切ったら、見事に表に見える部分の毛が切れて縫い目がパカーッと丸見えになってしまいました。
以降2度とそんなことはしなくなりました(^◇^;)
型紙を布に写して裁断。